ダイビングライセンスの種類はダイビングの歴史から様々なダイビング指導団体が立ち上がります、
日本に於いてはCカード協議会に属するダイビング指導団体(CMASなど)のダイビングライセンスの種類・資格の比較などを説明

ダイビングライセンスとは

ダイビングの歴史

初期のダイビング器材・ジョンディーンが釣り鐘型潜水器 人類は有史以来、海に憧れと畏怖の念を抱き続け、無限と思われた資源と食料を求め、より深く海に潜ってきました。
紀元前4世紀にアレクサンダー王の時代に今で云う釣り鐘型潜水器で潜っていた記録があります。
1500年代には釣り鐘型潜水器(ダイビングベル)と呼ばれる、潜水装置で海中作業をした記録があります。
1805年にはドイツでトリトンと呼ばれる圧縮空気を使い、ダイビングが行われました。
1825年には、イギリス人のウィリアム・ジェームズが独立型潜水器を開発し、圧縮空気をタンクに詰めてダイビングする方法が生まれました。
また、アメリカ人のチャールズ・コンダートも同様の方法でニューヨークのイーストリバーでダイビングを行いました。
1865年には軽量の背中に背負うダンクが開発され、海綿採集や難破船の引き上げに使用されました。
1918年には日本人の大串という人物が200気圧のダイビングタンクを特許取得しました。それから100年が経った今でも、200気圧のタンクが使用されています。
1929年にフランス人のコルリューがダイビングマスクの特許を取得し、シュノーケルも開発されました。
トリトンと呼ばれる圧縮空気を使った潜水器 1935年には、フランスの海軍司令官イーウース・ル・プリュールがフルフェイスマスクに現在のレギュレータの原型を開発し、 海でのレジャーダイビングを始めるために世界初のダイビングスクールがパリで開催され歴史上初のダイビングライセンスが認定発行されます。
1920年から1930年代にかけては、 ダイビングマスクやフィンの改良が進み、 さらに、口にくわえて空気を供給する部分フランス人のジョルジュ・コマネスが全自動ダブルホースのSCUBA(Self Contained Underwater Breathing Apparatus)を 開発しました。
これの頭文字をとって、日本では海に潜ることをスキューバダイビングとかスクーバダイビングと呼ばれていますが正しくはスクーバダイビングです。
また、この時代の器材はジョルジュコマネススクーバセットと言われる言葉も生まれ、残圧計も付いていましたがまだ、操作が難しく、 レジャーダイビングに普及するには至りませんでした。
1942年現在の形のデマントン方式のスクーバ器材をイギリス海軍士官ジャック・イブ・クストー(Jacques-Yves Cousteau,)が エミール・ガーニャンと協力して開発し、アクアラング(アクアラング(Aqua-Lung)水中の肺)と名づけ近代スクーバの幕開けとなります。
会社名もアクアラングとしました。アクアラング社は世界中に支店を持ちダイビング器材メーカーとして現在も存続しています。
1950年になると、ダイビング器材が市販されるようになり、一般の人々も海に潜ることができるようになりました。しかし 、特にトレーニングを受けていなかったため、事故が散発するようになりました。 この状況では、普及はもちろん、悪いイメージしか広まりませんでした。
そこで、ダイビングの安全な普及を目指すために、ザ・アンダーズ・エクスプローラー・クラブ(The Anders Explorer - Club)が 設立されました。彼らはアクアラング(Aqua-Lung)という水中の肺という意味を持つダイビング器材を開発し、 初の一般人向けのダイビングライセンスを発行しました。
1953年にはBSAC(The British Aqua Club)がロンドンに設立され、クラブの機関紙ネプチューンを通じて規模を拡大しました。 1956年にはメンバー数が2000人を超えました。
1958年、BSACの会長オスカー・グージェンが退任し、世界水中連盟(CMAS)を設立し、世界中に普及を広めていきました。 CMASは世界で3番目に設立されたダイビングライセンス指導団体であり、特権階級だけでなく、広くスクーバダイビングのシステム、 教本、指導法を模索し、普及に尽力しました。
これらの団体は、安全なダイビングの実践方法や技術、訓練プログラムを開発し、ダイビングコミュニティ全体のスタンダードを確立する役割を果たしました。
1959年にはジャック=イヴ・クストーもCMAS(World Underwater Federation)の普及活動に参加し、世界水中連盟は海の国連とも称されるようになりました。 また、クストーは自らダイビング専用船カリプソCalypso号を開発し、全世界の海に旅に出ます、その海の様子を撮影したものは、 沈黙の世界と云う映画で全世界に配信されました、。 海の世界がこんなに美しいものだと世界の人が知った初めての映画です。
その後、ダイビングライセンス取得の指導方法は世界中に広まり、さまざまな指導団体が生まれました。
一方日本では、高価な器材が買えず初期には消火器に5気圧ぐらい空気を詰めて、ホースをつないで、潜っていたのが、1950年代で(今の無茶をするユーチューバー) この人たちが、より深くより長く海に滞在する方法を求めて、イギリスやフランスに技術を習得に行きました。今でいう留学です。 日本のレジャーダイビングのパイオニアの人たちです。
大気圧潜水器のJIM
【日本でのダイビング指導団体の誕生】
1957年初めて職業潜水団体「日本ダイビング協会」が誕生し、翌年「潜水科学協会」と改名されました。
1964年「社団法人海中開発技術協会」と言う公的機関に昇格しました。これを機に、旧潜水科学協会を支えてきた全国の代表ダイバーが集まり、 関東地区に「日本潜水会」中部地区に「中部日本潜水連盟」関西地区に「関西潜水連盟」の3団体が結成され 日本でのダイビング指導団体としてダイビングライセンスの発行を担い、ダイビングの技術や安全な潜水の方法に関する研究や指導、 普及活動を行う組織として活動をしました。
さらに、ダイビング器材の技術も進歩し、より安全かつ快適なダイビングが可能になりました。特に、BCD(浮力補正装置)やリギング(ダイビング用ハーネス)の進化は、潜水中の安定性と快適さを向上させました。 現代のダイビングは、スキューバ(自己完結型)ダイビングが主流です。潜水器材としては、タンク内の圧縮空気を供給するリギュレーター、水中での移動を支えるフィン、 目の保護と視界確保のためのマスク、浮力補正装置(BCD)、ウェットスーツやドライスーツなどが一般的に使用されます。 1980年半ばまでは、ごくコアな、屈強な海の男たちのスポーツであった、スキューバダイビングもダイビング器材や技術も進歩し、 より安全かつ快適なダイビングが可能になりました。特に、BC(BCD(Buoyancy Control Device、ボイヤンシー・ コントロール・デバイス)) (浮力補正装置)やリギング(ダイビング用ハーネス)の進化は、 潜水中の安定性と快適さを向上させ女性でもダイビングが可能になりました。
第一次のスキューバダイビングブームに火を着けたのが1987年「彼女が水着に きがえたら」原田知世主演の映画がきっかけになりました。

【最新の作業潜水の現状】
現在飽和潜水で、フランスのCOMEX社はヘリウムと酸素を使った潜水で460mの大深度まで潜れるようです。
一方、最新の大気圧潜水システムのJIMはイギリスで発明され、その後アメリカのOceaneering International社にて完成され、 450mの深度で72時間作業可能で海底が岩盤であれば水中バランス27kでダンスさえ踊れるという扱いやすさです。
作業者は内部で圧力を調整することができます。このような先端的な潜水技術は、海洋探査や油田のメンテナンスなど、 さまざまな産業で活用されています。 また、このような作業潜水に従事す場合、日本では潜水士の免許、国家資格が必要でこの免許は実地も無くレジャーダイバーとは関係ありませんが、普通ダイビングインストラクターは取得しておかなければなりません。
当然、私、筆者も取得しております。


【レジャーダイビングにはダイビングライセンスが必要】
ダイビングライセンスの発行に至るまでのダイビングの歴史を辿ると、ダイビング指導団体の誕生が重要な役割を果たしました。ダイビングの普及と安全性確保を目指すため、指導団体は体系化されたトレーニングプログラムを開発し、ライセンス制度を導入しました。
かつてはダイビングに関する正確なトレーニングやライセンス制度が存在しなかったため、個々のダイバーが無経験で自己流で行うことも多かったです。しかし、このような状況には大きなリスクが伴いました。安全なダイビングの実践には、専門的な知識や技術が必要であり、トレーニングを受けた上でのライセンス保持が求められるようになりました。
ダイビング指導団体は、世界各地でダイビングの普及と安全を促進するために設立されました。彼らは包括的なダイビングコースを提供し、初心者から上級者までのトレーニングを体系化しました。これにより、ダイバーは安全かつ効果的なダイビング技術を習得し、ライセンスを取得することが可能となりました。
ダイビングライセンスは、その保持者が特定の水域で自由にダイビングを楽しむための重要な証明書となっています。また、多くの国や地域で法的要件として認められており、商業ダイビングやダイビングガイドの活動においても必要不可欠です。
近年、レジャーダイビングは、冒険心をくすぐるスポーツとしてだけでなく、海洋環境の保護や海中生物の観察・研究などにも活用されています。 ダイビングは一般の人々にもより身近なアクティビティとなっており、観光地やリゾート地などでのダイビングツアーや体験ダイビングが盛んに行われ ています。さらに、ダイビングの技術や装備の進歩により、より深い海の探検や洞窟ダイビング、水中写真などのスペシャリティダイビングなど専門的なダイビングライセンスの種類も広がっ ています。
ダイビングは自然との触れ合いや海洋生物の観察、美しい海底の風景を楽しむだけでなく、 ストレス解消や冒険心を満たすアクティビティとしても人気があります。
今後も技術や環境への取り組みが進み、より安全で持続可能なダイビングが求められるでしょう。海洋保護活動や持続可能な観光の推進、プラスチックの削減など、 ダイビング業界と関係者の取り組みが海洋環境の保全に貢献することが期待されます。

ただし、安全に楽しむためには、どこかのダイビング指導団体で十分な訓練と知識やルールとマナーを学び認定を受けダイビングライセンスを取得することが 必要となります。




ダイビングライセンス種類について(一般的に)

ダイビングのライセンス制度は、安全なダイビングを実践するための基準や手順を定めたものです。これには様々な種類があり、ダイビングを行う個人が必要な知識と技術を身につけることが求められるようになりました。ライセンスを取得するためには、理論的な教育と実技のトレーニングを経る必要があります。
この制度の導入により、ダイビングの安全性が向上しました。ダイバーたちは事故やトラブルを防ぐための正しい手順を学び、危険を回避するための知識を身につけることができます。また、ダイビング業界全体でも、ライセンス制度を通じて安全性を確保する取り組みが進められました。
ダイビングライセンスには様々な種類があります。これらの種類について詳しく説明します。

1. オープンウォーターダイバー(OWD)

これは最も一般的なダイビングライセンスであり、初心者向けでエントリーレベルとしておすすめです。OWDを取得すると、水深18メートルまでのオープンウォーターダイビングが可能になります。

2. アドバンスドオープンウォーターダイバー(AOWD)

OWDを取得してからさらにスキルを向上させたい場合におすすめです。AOWDの取得により、より深い水深や追加のスキルを学び、30メートルまでのダイビングが可能になります。

3. レスキューダイバー

このライセンスは、他のダイバーの安全をサポートするためのスキルを習得します。レスキューダイバーの訓練では、事故時の応急処置や救助技術などが学ばれます。

4. ダイブマスター

ダイブマスターは、プロフェッショナルなレベルのダイバーであり、他のダイバーを指導することができます。このライセンスは、ダイビングガイドやインストラクターとしてのキャリアを追求する人に適しています。

5. インストラクター

このライセンスは、ダイビングの指導者としての能力を持つことを証明します。インストラクターは、初心者から上級者まで、幅広いレベルのダイバーを指導することができます。

※これらは一般的なダイビングライセンスの一部ですが、他にもさまざまなスペシャルティコースやテクニカルダイビングなど、より高度なスキルを習得できるライセンスもあります。自分の目標や興味に合ったライセンスを選ぶことが重要です。

イントロダクションダイブ

イントロダクションダイブは、初めてのダイビング体験をする人向けのプログラムです。インストラクターと一緒に水中世界を探索しながら、基本的なスキルと安全手順を学ぶことができます。

スペシャルティコース

スペシャルティコースは、特定のダイビング領域やスキルに特化したコースです。例えば、深海ダイビング、ナイトダイビング、水中写真など、個々の興味や目標に合わせて選択することができます。

テクニカルダイビング

テクニカルダイビングは、より高度なスキルと装備を必要とするダイビングの形態です。深い水深や洞窟、難しい水中環境などに挑戦するためのトレーニングと経験が必要です。

※これらは一般的なダイビングライセンスとコースの一部です。

現代では、ダイビングライセンスの発行が進化し、インターネットを通じてオンライン申請や学習が可能となりました。これにより、 より簡便かつ効率的にライセンス取得の手続きを行うことができます。 また、ダイビング指導団体のウェブサイトやオンラインプラットフォームには、豊富な情報やトレーニング資料が提供されており、 初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。

学習モジュールの修了後は、実地トレーニングが必要です。指導団体が認定したダイビングスクールや指導者のもとで、実際のダイビング技術を練習します。水中での安全手順や装備の使い方、ダイビング計画の立て方など、実践的なスキルを習得します。

最終的に、学習と実地トレーニングの両方を終えたら、ライセンス試験が行われます。試験では、理論的な知識と実技に関するテストが課されます。合格することで、ダイビングライセンスが発行されます。




ダイビングライセンスの種類(CMASのCカード)について

ダイビングライセンスを講習を受けるとCカードを取得することが一般的です。Cカードは「Certification Card」の略で、さまざまなランクと種類があります。ダイビング指導団体が認定するCカードは、ダイビングの資格や免許として使用されます。
現在、日本には30以上のダイビング指導団体が存在しています。1994年に設立されたレジャーダイビング認定カード普及協議会には、日本の主要なCカード発行組織11社が加盟しています。この協議会は、世界基準の「WRSTC最低指導基準(World Recreational Scuba Training Council)」と国際的な標準規格である「ISOダイビング基準」を採用しており、157カ国が参加しています。
したがって、日本の主要ダイビングライセンス指導団体が発行するエントリーレベルOW(オープンウォーター)カードは同一のレベルであり、157カ国で認められています。当店では、世界水中連盟(CMAS)のライセンスカードを発行しており、この基準を満たす1STARの認定を行っています。
なお、ダイビングのCカードは、労働安全衛生法高気圧作業安全衛生規則の潜水士免許とは異なるものです。潜水士免許は潜水を職業としている人が持つ国家資格であり、実技試験がないため、ダイビング未経験の方でも試験に合格すれば取得することができます。

Cカード協議会「レジャーダイビング認定カード普及協議会」加盟ダイビング指導団体の種類と比較

 
呼び名 正式名称 運営会社 特徴
PADI PADI ASIA PACIFIC JAPAN株式会社パディ・アジアパシフィック・ジャパン PADIは本部をアメリカ・カリフォルニアに置き、日本をはじめ世界に7ヶ所のエリアオフィスを配し、世界186ヶ国で13万3千人以上のインストラクター
SSI SCUBA SCHOOL INTERNATIONAL HEAD Japan株式会社・SSI事業部 SSI(スクーバスクールズインターナショナル)は、世界中でダイビングを楽しんでいる250万人の認定ダイバーたち、そしてスノーケル愛好家6700万人たちから、信頼されている、ダイビング業界においても最も信頼の高い認定団体です。
DACS セントラルスポーツ株式会社 Diving Association of Central Sports 1986年11月に設立されたダイビング指導団体です。 今年で設立25周年を向かえ、2014年4月現在、Cカード発行数は42,000枚。2023年5月に世界水中連盟(CMAS:World Confederation of Underwater Activities)へ加盟しました。これにより2023年6月より、一部CカードがDACS&CMAS-Cカードに変更となりました。
NAUI National Association of Underwater Instructors 株式会社ナウイエンタープライズ 1960年にアメリカでダイビングインストラクターコースを開催し現在ではアメリカをはじめアジア、ヨーロッパ、南米、中東、南アフリカ、日本などを拠点に多くの世界でNAUIインストラクターが活躍しています。
JEFF Japan Educational Facilities Federation 株式会社ジェフ CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。世界で最も歴史があり、権威を持ったCMAS(世界水中連盟)の基準に基づいた教育になります。
JCS JAPAN CMAS 日本海中技術振興会 CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。会長の佐藤 矩郎氏は文部 科学省、経済産業省、国土交通省、海上保安庁などの各外郭団体である、(財)社会スポーツセンター、(社)レジャーダイビング産業協会、(財)日本海洋レジャー安全振興協会および各地区安全対策協議会が行う指導 や活動に、専門委員、理事として太いパイプを持ち積極的に参加ダイビングの普及に尽力しています。
STARS STARS 株スターズ STARSはCMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。ISO基準に基づいてダイビング講習用教材を開発し、インストラクターやその受講生に対して、それらをWEBサイト上で24時間・全世界の言語で無償提供しています。 また公益財団法人日本体育協会の公認スポーツ指導者の専門科目講習を担当する育成委員であり、また「沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例 第18条(安全対策優良海域レジャー提供業者の指定)」 に定める人的要件を満たしているため、STARSの講習用教材で講習を修了したインストラクターは、 公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者講習の専門科目が免除されるだけでなく、沖縄県のマル優事業者指定に必要なガイドダイバーの人的要件を満たしています。
KD Kansai sports Diving federation Japan 関西潜水連盟 CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。KD Japanは日本国内において昭和32年に初めて職業潜水団体「日本ダイビング協会」が誕生し、翌年「潜水科学協会」と改名されました。これが関西潜水連盟の前身です。国内潜水団体としては、最長の指導実績を誇る潜水指導団体です。また国内数ある潜水指導団体において、クラブ制会員制という組織として運営しています。「全日本潜水連盟(JUDF)」を創設しましたが、営利、非営利の観点の相違により、JP・ADS・JCS・KDが脱退しそれぞれ独自の団体として活動を始め、互いに提携しCMASに加盟しました
JP Japan Professional Scuba Diving Instructors Association 日本職業潜水教師協会 CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。JPは常に日本を代表するダイビング指導団体と多方面より評価され、ダイビング指導においては絶大なる信頼を頂いております。どなたに対しても同じ指導法・時間に制限された指導・インストラクターとのコミニュケーションが取れない一方的な指導法などのベルトコンベアー方式の指導ではなく、本人の能力(年齢や体力)に応じた指導法を取り入れ知識と技術が完全に身に付くまで指導を行い、受講された方の技量を認定したCカード(認定書)を発行しています。
BSAC British Sub-Aqua Club BSAC JAPAN 1953年に潜水科学とその活動のスポーツ性と安全性発展に興味を持つ数名のものが[British Sub-Aqua Club]を設立しました。[British Sub-Aqua Club]は、会社法1948-1976に定めるところに則り1979年1月21日に有限責任会社となり、その名称を[British Sub-Aqua Club]としました。
JUDF Japan Underwater Diving Federation 一般社団法人 全日本潜水連盟 CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体。日本潜水会を中心とし、中部日本潜水連盟、関西潜水連盟、PADI潜水指導協会の合計4団体が母体となり、1972年(昭和47年)11月18日『全日本潜水連盟:JUDF(以下、JUDFと称す)』が結成され、日本を代表する唯一の全国組織の潜水団体となりました。 その後、PADI・中部日本潜水連盟・関西潜水連盟が全日本潜水連盟には属さなくなりました。現在JUDFは、2012年に一般社団法人となり、事務局を東京に設置しています。

現在日本に存在する主要11社のダイビングライセンス発行指導団体の本拠地別

アメリカ イギリス 日 本 フランス(CMAS加盟団体)
PADI
SSI
NAUI
BSAC DACSは2023年からCMASに加盟 JCS
STARS
KD
JP
JEFF

以上の表に見られるようにダイビングのライセンス指導団体は任意の法人が行っている物で、免許では有りません。 大きく分けると、外国の指導団体が支部が日本に有るものと、日本独自の物、そして日本独自では有るが、CMAS公認となり、 世界に通用するCMASの認定が発行できる団体の3つになります。

世界水中連盟(CMAS)World Underwater Federation

世界水中連盟(CMAS)World Underwater Federation CMASは正式にはフランス語で:Confédération Mondiale des Activités Subaquatiques 意味は世界水中連盟です。CMASは1960年に設立され、本部はイタリアのローマにあります。この組織は、ダイビング、フリーダイビング、水中競技など、水中での様々な活動を管理・促進しています。 CMASは、世界各国の人々が水中活動を行なううえにおいて国際協力を達成するために作られた、諸国家の水中活動連盟が集ってできた組織であり、世界の平和と福祉の理念に基づき、1959年1月10日、15ヶ国の水中活動連盟の代表が集って設立された国際機関で、いわば水中活動の国連といえます。
その初代会長には、アクアラングの発明家である.J.Y.クストー氏が選出されました。CMASの設立以後、現在では共産圏を含め86ヶ国が加盟し、ダイバー国際認定基準の創設および普及を始め、 水中スポーツ、水中技術、水中科学の分野に分れて活動がなされています。
また、UNESCO(国連教育科学文化機関、IOC(国際オリンピック委員会)、S(国際スポーツ連盟機構、IUCN国際自然保護連合)などに非政府機関として参加するなど、多方面に大規模に活躍し各指導団体の種類の中でも世界に認められた歴史と権威のある団体です。他の指導団体のように営利を目的にしたものではなく、純粋に世界的にを水中活動ダイビングや今ではフィンスイムなど安全に普及できるように設立された団体です。
スクーバダイビングに限らず、水中乗物、水中設備、水中科学(水中考古学)など、水中活動のあらゆる面での活動を進めているのがCMAS。1986年には国際オリンピック委員会に加盟し、1988年にはユネスコとともに「科学ダイバーマニュアル」を作成するなど、水中活動の世界基準を設けています。
在、CMASの基準で水中レジャー活動を提供している施設は全世界に13,500ヵ所、レジャーやスポーツだけでなく、科学ダイバーも含めて、700万人以上の人材を輩出している機関です。今日では、CMASは世界中で200以上の会員国と地域が加盟しており、ダイビングやフリーダイビング、水中競技などの活動を通じて国際的な交流と連帯を築いています。CMASは、水中活動愛好家や専門家の組織として重要な役割を果たし、水中スポーツの普及と成長を支えている団体として認知されています。
参考文献https://www.cmas.org/

当店が発行できるダイビングライセンスの種類はCMAS + STARS

ダイビングライセンス種類CMASの認定Cカード 当店はダイビングライセンス指導団体のスターズに加盟しており、CMAS基準の※ISO24801(ダイバー認定基準)に基づきダイビングライセンスを認定発行しております。
STARSオープンウォーターの認定は全世界で通用するISO24801に基づく世界基準の認定になります。
当店が発行するダイビングライセンスのランクとCMASランクの種類の比較です。
※当店で開催するOW(オープンウォーター)の講習では。
CMAS + STARSの2種類のダイビングライセンスカードを発行しお渡します。
STARS認定ランク種類 CMAS認定ランク種類 内容
オープンウォーター
ダイバー
CMAS 1ワンスター
ダイバー
ISO24801に基づく世界基準の認定。水深18mまで
アドバンスド
ダイバー
CMAS 2ツースター
ダイバー
水深30mまで可能なダイビング中級者
アドバンスド
ダイバープラス
CMAS
アドバンスド2
ツースターダイバー
各専門的なダイビングのスキルを身につけたダイバーのスペシャルティライセンス
マスタースクーバ
ダイバー
CMAS 3
スリースターダイバー
アマチュアライセンスの最高峰
ダイブ
プロフェッショナル
CMAS4
フォースターダイバー
アマチュアダイバーの最上位かつ
ガイドダイバーのプロとしての認定

※ISOが 2007年2月15日に「観光事業と関連サービスの分野」において全世界にリリースしたダイビング基準を採用し、世界の海で通用するダイビング教育プログラムを実施しています。
※国際標準化機構ISO(アイエスオー、イソ、アイソ)は、国際的な標準である国際規格を策定するための非政府組織でスイスのジュネーヴに本部があります。

【おすすめのダイビングライセンスはISO24801基準のもの】

ダイビングライセンスのCカードと云っても、現在日本には主要11団体があり、エントリーレベルのISO24801基準の認定以外にも、 それぞれのダイビング指導団体が多種多用のカリキュラムの中で様々な種類の認定証・Cカードを発行しています。
主要11団体の中では、エントリーレベルのISO24801基準のオープンウオーターの認定は全世界で通用するのでおすすめです
また指導団体に必ずしもとらわれる必要はないと思います。
大切なことは、海の男、女かも?誰に教わるかだと思います、それが、今後の海への思いと取り組みを大きく左右すると思います。
レジャーダイビングすなわち一般の人が浅い海に入って行けるようになって、まだ、80年しか経っていません、まだまだ、海の中は未知の事だらけです。 日焼けするのが、苦手とか言わずに、海の中、スクーバダイビングの世界に飛び込んで来て下さい。
BIG BLUE代表 藤原 淳

ダイビングライセンス取得講習の申し込み伊豆の格安ダイビングライセンス最短2日を申し込む